Hop Kotan Brewing

茶番劇

ABV
4%
IBU
25

このビールについて

レビュー要約

人々は、このビールはモルトの甘みがしっかり出ていて、ナッツやビスケットのような味がすると評価しています。そして、とてもスムースで、薄くないという意見もあります。しかし、個人的にはもう少しモルティーで甘いものを想像していたという意見もありました。それに加えて、お茶のような味も感じられるという声もありました。

茶番劇の説明

茶番劇といえば、「結末が分かりきっている馬鹿馬鹿しい行ない」を意味します。歌舞伎に由来する言葉で、下手な役者が手近なものを利用して滑稽な寸劇や簡単な芝居を行うことから来ていると言われています。ネガティブな意味として使われることが多い言葉ですが、手近な素材を使って人を笑わせたり聴衆を満足させたりすることがなかなか大変だったことを感じ取ることができます。醸造士もIPAほど売れないことを分かっていながらも、今回のブラウンエールのようにホップが主役ではない「地味」で「つまらない」と思われがちなビールを仕込み続けています。それは、このスタイルの本当の美味しさを理解してもらいたいからです。このビールの魅力に気づき、大変気に入ってくれている方達にも何度だって喜んでもらいたいのです。似たような演目に見えても毎回少しずつ違って回を重ねるごとに良くなっていく様をご覧いただき、ブラウンエールというスタイルの面白さを知っていただきたいと願っています。実はブラウンエールといっても英国と米国でも大きく異なり、米国のブラウンエールはホップがよく効いていたりします。英国のブラウンエールは北部と南部で特徴が違います。今回は北部のブラウンエールにスポットライトを当ててみました。ブラウンエールをよくご存じの方こそ、ドライなフィニッシュと意外と炭酸が強いことに驚かれるかもしれません。これが北部のブラウンエールの特徴なのですが、それでも勿論ブラウンエールらしく充分にモルティーでナッツやビスケットのような麦芽の香りが楽しめます。それなのにこんなにさっぱりとしたのど越し。こんなおいしいスタイルを知らない人がいるなんて本当に嘆かわしいことだと思います。私たちはいつかブラウンエールが起こす番狂わせを夢見ています。

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