Hop Kotan Brewing

Escape Journey

ABV
8%
IBU
95

このビールについて

レビュー要約

人々はこのビールについて、「しっかりとした苦味でまったりと美味しい、キレイなオレンジ色で、モルティでしっとりとした苦味が好き」と評価しています。さらに、「五反田が活動範囲になり、ほっぷこたんのイメージを覆すパンチ感がある」と評しており、ストレートな苦味のみのタイプもあります。しかし、砂糖を入れてハイアルにしたタイプについてはイマイチと評価されています。

Escape Journeyの説明

先週はIBUゼロのビールをリリースして、今週はIBU 95の強烈な香りと苦みを持つIPAをリリースするところが、なんとも「HOP KOTAN FREEDOMS」らしい自由さと、振り幅を象徴しています。麦芽は英国産の高級モルト、マリスオッターを100%使用。見た目にも美しいこの高級モルトは、ビスケットやクラッカーのような穀物の豊かで複雑な味わいが、世界中の醸造所および醸造士から高い評価を得ています。あまり注目されることの多くないビタリング(苦み付け)ホップですが、今回はマグナムという品種によってクリーンな苦みが達成されています。また、これまで何度も説明していますが、忽布古丹醸造は原材料の節約のために糖類などを使用することはありません。今回は、重たく感じさせないためのテクニックとして、少量の糖類を添加しています。単純な糖を添加することによる効果は意外かもしれませんが、甘くなるのではなく、酵母の発酵を介してスッキリとした味わいになります。これにより、モルティでありながらも、後口はもったりとせずに、澄み切ったハイアルコール感が楽しめます。柑橘や松のような香りで、強烈な苦みのIPAに出会うことが少なくなりましたが、ふとそんなIPAを飲みたくなった時に飲みたいビールを作ることができるのはブルワーの特権かもしれません。僕らがクラフトビールを好きになったあの時代の、しっかりと「苦くて強いIPA」は、今の若い人たちにはウケないのかもしれませんが、今も僕らの心を震わすビートを持っていると思います。味覚は記憶を想い起こしてくれるものです。皆様にとって、このしっかりとした「苦み」はどんな思い出を蘇らせてくれるでしょうか。

類似のビール