人々は、王道の黒ビール風にベリーとカラメルのヒント、チョコ風の甘さがバランス良くなっていると言っています。液から発せられる腐臭や納豆のような独特の香りもありますが、飲むとそこまで気にならないと評価しています。干し葡萄やプラムなどの癖が強めです。
赤みがかったダークブラウンの外観。干し葡萄、プラム、洋梨のようなフルーティーな味わいは複雑で奥行きがあります。6種類のモルトからはチョコレート、キャラメル、トーストのような豊かなフレーバーがもたらされていて、どれ1つとして欠けることのできないピースを成しています。ハチミツや、カラメルのような甘みがあり、ドライな口当たりでもたつきがありません。熟した赤い果実のフレーバーを示すフランスのアルザス産で開発されたBarbe Rouge(バーブルージュ)という品種のホップを控えめに効かせているため、ベリーなどの軽い酸味の香りが垣間見えます。このビールは世界最高のベルジャンダークエールと評された、ある銘柄の再現を試みました。創業数百年の歴史と、50年以上も続くレシピの再現は容易ではないことは想像に難しくないでしょう。完全再現を目指しつつも、忽布古丹醸造の解釈と魂を宿さないことには、私たちがこれをやる意味がないので、レシピづくりには幾つかのオリジナリティを施しました。日本に流通しているBelgian Dark Strong Aleや、それに近いスタイルのビールと比較しても、手前味噌ではありますが、恥じることのないクオリティのものを生み出すことができたと考えています。名前の「JUBILEE(ジュビリー)」は「祝祭」を意味します。英国王室女王の即位の周年を祝うイベントでは、25周年に「シルバー」、40周年に「ルビー」、50周年に「ゴールデン」、60周年に「ダイヤモンド」、65周年に「サファイア」、70周年は「プラチナ」ジュビリーという名前で、盛大なお祝いが行われてきました。このビールもまた私たちがお世話になっている方への感謝と祝祭の意味を込めて醸造しました。このビールが家族や仲間と特別な時間を過ごすためのお供となれば幸いです。
同じくベルギーストロングエールで、香りに果物の匂いを感じるビールです。3つのビールは共通して甘味があり、酸味が少なく、飲み口が非常に滑らかで、力強く味わいながら熟したフルーツの香りを楽しむことができます。