ウパシ

HOP KOTAN ORIGINALS＋第4弾として2回目の異酒コラボは、上川地域を中心とした北海道産の酒造好適米と大雪山系の天然水で仕込む「飲まさる酒」づくりで知られる上川大雪酒造「緑丘蔵」と。以前から互いの酒を飲み交わす機会が何度もあり、また「飲まさる酒づくり」という同じ価値観を持つ私達にとって今回のコラボは、自然な流れで進みました。上川大雪酒造の純米大吟醸の酒粕は、華やかな香りが多く残っています。これをビールに取り込もうと考え、2種類のビールとマッチアップ。upasは忽布古丹醸造の得意なインペリアルピルスナーとのマッチアップ。「upas（ウパシ）」はアイヌ語で「雪」を意味します。ビール酵母による発酵を経た酒粕の香りは、通常とは異なり、誰も経験したことのない麦芽やホップの香りを帯びた吟醸香が漂います。口当たりの滑らかさと言い、お米の甘みと言い、日本酒というより甘酒の特徴を取り込んだような印象。仕込みにおいて酒粕の粘りは想像を越え、麦汁の仕込みではかつてないほどの濾過詰まりを経験し、麦汁を抽出する工程で多くの時間を費やしました。発酵タンクに麦汁を入れ終わったときの安堵は忘れられません。日本酒の濁り酒のように、保管している間にお米の成分の沈殿が発生しますが、混ぜて飲んでも別々に飲んでも構いません。無濾過ならではの口当たりをお楽しみいただけたら幸いです。甘酒と言えば甘酒、ジャスミンのような香りと言えばそんな気もする「濃醇甘口」なインペリアルピルスナーになりました。想像していた仕上がりとは異なりますが、馨しくユニークなラガーになったのではないでしょうか。気は早く、来年のレシピの議論が活発化しています。大刷新の予感がしています。来年も楽しみにしていてください。

HOP KOTAN ORIGINALS＋第4弾にして2回目の異酒コラボは、上川地域を中心とした北海道産の酒造好適米と大雪山系の天然水で仕込む「飲まさる酒」づくりで知られる上川大雪酒造「緑丘蔵」と。以前から互いの酒を飲み交わす機会が何度もあり、また「飲まさる酒づくり」という同じ価値観を持つ私達にとって今回のコラボは、自然な流れで進みました。上川大雪酒造の純米大吟醸の酒粕は、華やかな香りが多く残っています。これをビールに取り込もうと考え、2種類のビールとマッチアップ。upasは忽布古