UP2 IPA

「うしとらブルワリー」の植竹氏が、伊勢に遊びに来られると聞いたブルーマスターが、ゲストブルワーとして植竹氏を招き、コラボレーション・ビールを一緒に仕込むことにいたしました。スタイルは、伊勢角屋麦酒が力を入れるIPAをチョイス。植竹「Uetake」氏と私たちスタッフ「person」でがっちりと盛り上がり（Up！）、「技術の向上（Up！）」を織り込んで、アップアップ（！）するくらい溺れるようにたくさん飲めて、その場をいい雰囲気に盛り上げる（！）カギとなる「UpUp！な」IPAを目指しました。

19年間蓄積してきた伊勢角屋麦酒の醸造技術の歴史と、ゲストブルワーの新鮮な技術・考え方との間を、行ったり来たりしながら、イセカドの別の扉を開く、新しい「カギ」を手に入れようと醸造に取り組みました。

中心に使ってきたホップの品種「cascade」に改めて着目し、「cascade」の持つ、香りの「乗せ方・貯め方」、苦みの「質」を高める工夫を凝らしました。

ピルスナーモルトをベースにした、淡く透明感ある軽やかな色合い。「mosaic」「amarillo」の香りと「cascade」ホップの柑橘系の香りが、眠っていた嗅覚の扉を跳ね開けます。雑味のない瑞々しくジューシーなビールが流れ込んできますが、穏やかなボディが絶妙に支えてIBU60のしっかりした苦みとともにIPAらしい味わいを感じさせます。舌に残らない「質」の高いクリアーな苦みがスッキリと、香り続けるジューシーな「cascade」の存在がおかわりを誘う、バランスのとれた「ホップのジュース」のような飲みやすいIPAです。

春のようなフレッシュな香り。夏のような流れる口当たり。秋のようなカラッとした切れ味。冬のような飲み応え。新旧を超えて行ったり来たりしながら、イセカドそして皆様の、新しい扉を開く「カギ」になりますように！

http://www.biyagura.jp/item-up2-ipa.shtml