Kunitachi Brewery

夏のあわい

スタイル
ABV
6%

このビールについて

レビュー要約

人々は、南高梅と杏のような味わいで、すっきりとしながらもしっかりとした酸味があると評価しています。また、梅酒的なサワー感があり、後味にやや甘味があるとも評価しています。

夏のあわいの説明

色鮮やかなレッドプラム果汁を使用し、セゾン酵母とフィリーサワー酵母を合わせて発酵させました。香りはレッドプラム、クローブ、ホワイトペッパー、ベリー。フレイバーはレッドプラム、クローブ、ホワイトペッパー、オレンジ、温度が上がるとカシス、ベリー、レッドプラムの甘い余韻が感じられやすくなります。甘酸っぱい香りとフレイバーを、ほどよい酸味、果汁由来のタンニン成分が引き締め、ドライで軽快なくにぶるらしい仕上りです。特にワイン派の方におすすめしたいビールです。

フィリーサワー/WILDBREW PHILLY SOURTMは、フィラデルフィアの科学大学がハナミズキの木から分離したラカンシア / Lachancea 種の酵母。この酵母は、ストーンフルーツ系(あんず、桃など、中央に大きな種がある果実)の香りを生み出すと言われています。また、ビール醸造によく使われるサッカロマイセス種 / Saccharomycesとは異なる系統の酵母で、発酵によってアルコールと”乳酸”を生み出すのが特徴です。

モノとモノ、概念と概念のあいだを意味する古語「あわい」は斯波の好きな言葉の一つですが、つまり「夏のあわい」とは「春から夏、夏から秋」という季節の間を表現しています。夏のあわいでは、そのテーマに沿って特性の違う2つの酵母を使いました。いよいよ夏も盛り、これから秋分あたりまで暑い日が続きますが、そんなあわいにピッタリのビールでです。

(醸造士 斯波克幸)

類似のビール

これらのビールは、様々な果物を使用していることが共通しており、特に赤いフルーツ(ブルーベリーなど)を使用したものが多いです。また、オークの樽で熟成されたビールも登場します。甘みと酸味のバランスが取れた、フルーティでスッキリと飲めるビールです。