Kyoto Brewing Company (京都醸造)

玉乗り姉妹

ABV
5%

このビールについて

レビュー要約

人々は、このビールについて「小麦の匂い、オレンジ、レモン、ビスケット、お米のような風味があり、レモンの味やオレンジの味、リッチな小麦の味と良いシトラス、メロンやトロピカルフルーツの風味がある。バランスが良いとは思わないね」と評価しています。

玉乗り姉妹の説明

限定醸造シリーズ第49弾 (バッチ目299):複雑性に富んだもの、味わい深いもの、もしくは独創性溢れるもの、こういった要素をもつビール作りが止むことのないレースのように繰り広げられている今の風潮の中、飲み易さといった要素はこれらの隅に置かれがちではないでしょうか。最近リリースした8.5%のダブルIPA“柔”やモルト感あふれる“甘い罠”といった強烈なインパクトのあるビールも、私たち自身こよなく愛しておりますが、こうした類のビールはその夜の締めくくりとして最後の一杯に楽しみたいビールであり、最初の一杯に手を伸ばしたいものでなければ、青空の下タップルームの外で友人やお客さんたちとわいわいおしゃべりしながら飲みたいビールでもありません。そして、長い一日の仕事の後におつかれさまと肩の力を抜き平静を取り戻させてくれるのは、バランス感良くすいすいと口に運べる飲み易いビール以外にはないような気がします。

今回のリリースではこの点を表現するために2種類の異なるスタイルに目を向けました。1つ目はアメリカンブロンドエールであり以前リリースした“すっぴん”のようにキレがありライトで飾り気のないシンプルさをもちながら決して物足りなさを感じさせないスタイルです。もう1つはアメリカンウィート。小麦麦芽由来の清々しい香りをもち、ホップにスポットライトがあてられることも多いスタイルです。この二つのどちらかに偏ることのなく、それでいてそれぞれの特徴を感じられるようなバランスの取れたビール、つまりは何度もおかわりしたくなるような楽しんで飲めるビールに仕上げることをこのビールでは狙っています。CascadeとMotuekaホップの香りが余計な苦みを感じさせることなく酵母由来のフルーティーなエステル感をきれいに引き立て、ゴールデンプロミス麦芽の独特な甘さとうまく合わさることで、まさに絶妙なバランス感のとれたビールとなりました!

名前の由来: ライトでキレのあるブロンド・エールと小麦由来の清々しい香りや爽やかさを持つウィート・エールと聞けば全く異なる二つの個性のようだけど、これらが絶妙なバランスで一つに合わさった時にえも言われぬ輝きを見せるというのがわかった。

それはまるで熟練した二人のパフォーマーが観客を目の前に見事な玉乗りを見せているかのよう。 息のあった姉妹風の二人は一糸乱れぬ動きでバランスをとり、玉に乗ってることを感じさせないほど自由に表現をし、観るものを沸かす。