Kyoto Brewing Company (京都醸造)

誘惑の果実

ABV
6%
IBU
11

このビールについて

レビュー要約

人々はこのビールについて、フランダースレッドのような酸味が優しく、モルトのニュアンスがしっかりしていて、纏まっていると評価しています。また、ローストモルトが苦手な人でも、程よい酸味で気にならない程度だという声もあります。さらに、温度が上がっても方向性が変わらないことも好評で、アプリコットやダークチェリーの複雑な果実感もあり、バレルエイジしたら可能性が広がると評価しています。そして、フルーツビールなのに麦芽感があるという声もありました。 人々はこのビールについて「酸味が優しく、モルトのニュアンスがしっかりしていて纏まっている」「温度が上がっても方向性が変わらない」「アプリコットやダークチェリーの複雑な果実感がある」「フルーツビールなのに麦芽感がある」などと評価しています。

誘惑の果実の説明

過去数年間、いくつかのケトルサワービールを造ってきました。回を重ねる度にこのスタイルと親しみ、ホップやフルーツでアクセントを付けるものも造りましたが、ダーク系のサワーはまだ未踏でした。一般的に、ダークモルトとケトルサワーの相性は良くないとされていて、渋みや食肉のような風味が生み出されるそうです。この解決策としてコールドマッシングを考えました。この手法では低温で麦芽から糖分を摘出させることで、渋みや臭みを引き出さずに望む色味と香りだけを得ることができます。

フランダースレッドという伝統的なサワービールから着想を得たこの「誘惑の果実」では、ケトルサワーの酸味とのバランスを取るための甘みをどこから持ってくるかというのも私たちなりに考えました。元来、熟成の進んだドライなものに甘さの残る若い同じビールを少しブレンドし調整するスタイルですが、私たちは果物の甘みと香りを代わりに使うことにしました。スウィートチェリーとアプリコットのピューレを加えることで、レッドクリスタルモルト由来の甘みと絶妙に絡み合い、一層フルーツ感を与えることに成功しました。そして出来上がったのはダークフルーツやワインを思わせるジュースのような飲みやすさを兼ね備えた「誘惑の果実」です。

類似のビール

同じく果物を使ったサワービールです。それぞれ異なるフルーツ、またはコラボレーションによる創作性により独自のフレーバーが特徴です。また、フルーライクな香りと酸味とのバランスにもこだわりを持っています。