Kyoto Brewing Company (京都醸造)

不死鳥

スタイル
ABV
6.5%

このビールについて

レビュー要約

人々は、京都醸造フェニックスIPA 6.5%30 IBUが果実のホップのブーケで覆われた不透明な金色を持ち、ラスピーな炭酸と果実のオレンジブロッサムとプルートの味があり、フィニッシュではほぼペッパーのようなライ麦のノートがあると評価しています。また、大阪高島屋で開催されたクラフトビールライブでタップをした際の味わいは、非常にシトラスがかった香りがあり、淡いオレンジ色がかった混濁液が出てきていて、成熟した果実やモルトの味があり、中盤からは芝生のような香りが出てきて次第に果実の味が出てきていると述べています。さらに、タクミヤでタップした時は、光り輝くオレンジ色で混濁液で低い泡があり、パイン、オレンジ、グレ

不死鳥の説明

限定醸造シリーズ第44弾 (276と277バッチ目):IPAの魅力の一つといえば、多様性が挙げられるでしょう。ブラックIPAやレッドIPA、異常なくらい苦いものからめちゃくちゃジューシーなもの、さらにはミルクシェイクのような濁ったもの。このスタイルは多岐にわたっています。”枠にとらわれず、どんなものでも”という特性こそが、IPAの成長の背景になっているのではないでしょうか。

流行りのIPAを知ることはもちろん楽しみではありますが、古典的なアメリカンIPAに勝るものはないといっても過言ではないでしょう。シトラス系ホップの風味豊かな一方で、ホップの嫌な部分の印象を和らげるために適度なモルト感があり、しっかりとした苦みを感じられる。ドライでありながら決して味わいが薄く、甘くもない。この種のビールを嫌う人がいるのでしょうか。私たちがこれまで作ってきたIPAはホップの香りや味わいに特に目を向けてきましたが、今回の”守破離”は古典的なダブルIPAを意識してつくりました。

Munichモルトと軽めに焙煎されたクリスタル麦芽が美しく淡い赤褐色を生み、その色合いはすぐに醸造チームのお気に入りとなりました。ホップはC系のCascadeとCentennialを主体としつつも、Simcoeも使用したことでオレンジやミカン、グレープフルーツやパパイヤなどの香りを生み出しました。古典的なアメリカンIPAへのインスピレーションを得た今回のビールをぜひお楽しみください!

名前の由来: 時代の移り変わりとともに、ある流行が姿を現したかと思えばある流行は姿を消してゆく。常に流行を追い求めていくことはやはり面白い。とは言え、時代がどう変わろうとも心の奥底に常に在り、時代の合間合間に記憶に蘇える永遠に色褪せない流行も存在するのではなかろうか。

刻々と変化を見せ次々に新しい姿が誕生するIPAの世界において、私たちを惹きつけ心に蘇えるクラシックなIPA。永遠の時を生きる不死鳥の如き姿からその名がついた今回のビールが、今まさに羽ばたこうとしている。

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