Chako

西海岸で生まれた男の恋物語から続く、パシフィック第3のIPA『Chako』。IPAを一括りにできるジャンルながら、それぞれがしっかりと棲み分けられるようなビールを目指しています。『Passific IPA』はバランスが良いし、『Coastline』は00年代を思わせるようなIPAだったが『Chako』は時代の流れを取り入れたモダンな西海岸風IPAと言えるでしょう。クラフトビールの代名詞的存在となった西海岸のIPAは、苦味をそのままにライトでクリーンなIPAへと変貌し、そこから新興スタイルのHazy IPAが登場しました。『Chako』も、王道的なバランスをベースに現代のシーンの要素をしっかり汲んだモダンな西海岸風IPAです。グレープフルーツのような柑橘系の苦味と香りに、やや甘味を伴ったフルーツの香りが加わり、苦味ははっきりとしながらもモルトのフレーバーでバランスが保たれています。IPAが好きな自分に、表現の幅の広さを改めて実感した一杯。