Tamamura Honten Co.

木樽熟成 山伏

ABV
7.5%

このビールについて

レビュー要約

人々は、このビールがとても美味しいと言っています。チェリーの本来の品種的な酸味があるものの、イーストから来る酸味の方がやはり強いとのことです。チェリーの味わいはかなり濃厚で、志賀高原ではなかなか見られないような甘味もあり、とても面白いと評価されています。ブレタノが苦手な人にはキツイかもしれません。また、サワーチェリーがプラスされていることで、わずかながら野性味も加わりドライであると評価されています。

木樽熟成 山伏の説明

ベースのビールは、同じく木樽熟成の"red"。そこにブラムリーでもおなじみの、玉村本店にほど近い小布施町で栽培されたサワーチェリー"チェリーキッス"をたっぷりつかって仕上げました。もとはノーススターという品種なのですが、小布施町の農家のみなさんが「チェリーキッス」という愛称をつけて栽培。鮮やかな赤色と強い酸味が特徴でポリフェノールの含有量は有名な佐藤錦なんかとくらべおよそ5倍。バレルエイジのサワーに挑戦するようになって、ずっとチェリーをつかったものに興味はあったのですが、みなさんご承知の通りぼくらは基本自家栽培か関係の深い原料にこだわってきました。それがブラムリーをきっかけに知り合った皆さんがおなじくこのサワーチェリーもつくっていると知って、もちろん挑戦することになったわけです。今回は4樽の"red"を使用。かなりの長期熟成樽が中心で木樽熟成の期間はなんと平均6年10ヶ月!そこに贅沢に200kgのチェリーを加えて3ヶ月にわたって再度発酵・熟成。さらに半年の瓶内発酵と熟成を経ての発売です。色はもちろん赤ではあるのですがチェリーの赤。バレルエイジの野生酵母・微生物由来の酸味にチェリーキッス由来の酸味があわさって酸味は強めですが、すごくキレイな酸味。チェリーの香りも感じる甘やかな印象はありながらも飲み口はドライです。ビールというよりも、やはりワインをも思わせる飲み口です。チェリーをつかったランビックまでの濃さはありませんが、チェリーの主張はしっかりで、逆に食中酒としてはかなり魅力的な仕上がりかと思います。ぼくら的にはかなり気にいって、また必ず再挑戦しようと思っているのですが昨年の台風の影響で今年のチェリーが手に入らないということで、次にリリースできるまでにはかなりの日数が必要です。

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