木樽熟成 山伏

「ブロンド」と並ぶバレルエイジの山伏シリーズのメインとして、木樽熟成の香り高いサワーエールです。通常版のgrand cru以外は欠品していたのですが、待望の再販です。今回で6バッチ目になります。2018年11月に醸造され、約24ヶ月間の樽熟成後、今年1月に瓶詰めされました。更に約8ヶ月の瓶内発酵・熟成後のリリースです。赤ワイン樽が5本、ウイスキー樽が3本の樽で熟成され、毎回進化していると思いますが、今回のものも相当良くなっています。B³ Miyamaと比較すると、格段にワイン的で、飲み応えも感じられます。酵母・微生物によって醸し出された、甘い印象を持ちながらも、ドライな複雑な味わいは、フランダース・レッドなどと比べて穏やかながらも、しっかりとした酸味が特徴です。果物などは使われていませんが、今回は赤ワイン的という感じで、ブドウのニュアンスが感じられます。メルローのような香り、ピノ・ノワールの酸味のような感じです。ワインで言うならば、そんなブレンドはあり得ないでしょうが、そのような感覚で赤ワインを飲むようなシーンでお楽しみいただければと思います。