人々はこのビールがしっかり苦いと言い、口当たりがライトでセッションIPAかと思うほど飲みやすいと評価しています。また、このビアーはこのお店のカレーにも合うと言っています。
志賀高原ビール、2000回目(および2001回目)仕込記念で2021年春に初めて作ったものです。コロナの影響で大きな打撃を受けた地元へと少しでも貢献できると思ったからです。その際、町内のホテル、旅館、酒屋さんなどの約150社と取引し、販売売上を100%収益としていただきました。町内以外では一切販売しませんでした。2000回目の仕込みを考えた時に頭にうかんだのがこのIPA。自分達が飲みたいビールで志賀高原ビールらしいものということで、自分たちが大好きなホップ3種類をふんだんに使って明るいブロンド色のIPAを作りました。今回もいつものぼくらの酵母を使ったのですが、なんだかちょっとヘイジー。黄色い柑橘と白い皮のようなグレープフルーツ、パッションフルーツのようなトロピカルな酸味を連想させる圧倒的な香りと爽快な飲み口。ONE IN A THOUSANDと結構似た感じのスタイル。2000回目の仕込みをこれにするのはその前から決めていたのですが、あっちとはやっぱり違うと思います。特に香りと爽快な苦味が特徴。苦いと思う人もいるかもしれませんし、あっちの方が今時なのかもしれませんが、最良の食中酒を目指すぼくらとしてはこういうのが好きなのです。いよいよスキーシーズンが始まった志賀高原に足を運んで欲しいという願いと、あの映画の頃のように地元が盛り上がって欲しいという願いを込めています。