人々は、このビールがスタウトのような焙煎マルトの見た目、甘味感、口当たりを持つ一方、フレミッシュエールのようなベルギーの風味を備えていると
限定醸造ビール第9弾
「ベルギースタウト」を樽詰めしました
弊社のコンセプトである「お食事と合わせやすいビール」を逸脱するイキオイで、麦芽とホップの使用量を過去最大とし、原価そっちのけの攻めの姿勢で醸造に挑みました。
テーマは「寒い日は炬燵に入ってポカポカ暖まりながら、ゆっくりビールを味わおう・・・炬燵ミカンならぬ、炬燵ビール」。
仕込みは概ね順調に進んでいたのですが、発酵が進むにつれて、色が茶色になるという想定外の現象が起こり、スタウトと名乗って良いのか微妙な状況になりました。
初めてのレシピでビールをつくる度に、ヘンテコなモノをつくってしまうんやないか?という不安に駆られるのですが、ついに今回、やらかしてしまった感が高まります。
原因はいくつか考えられるのですが、とりあえず熟成期間を大幅に延長、様子を見ることにしました。
まあ、実のところはとりあえず見なかったことにして、このビールは長期熟成型やねん!と、ただただ醸造の神様に丸投げするザ・他力本願やったのですが...(苦笑)
そんなこんなで、しばらく放置・・・熟成したおかげでなんとか落ち着いてくれたので満を持して樽詰めとなりました。
テイストはロースト麦芽の香りばしい風味と、ちょっと重いめのボディ感、ベルギー酵母由来のフレーバーが複雑に絡み合った深いビールに仕上がっています。
この仕込みではビール醸造の奥深さを改めて痛感しました。
お飲みいただいた皆様からのご意見を頂戴し、次の仕込みで改善していければと思います。
何卒よろしくお願いいたします。
こちらのビールと似た特徴を持つのは、深いロースト麦芽風味のあるスタウトビールや、ベルギー産酵母を使用しているビールなどです。また、バレルエイジングやフルーツを取り入れたビールも多く、それぞれ違った風味を楽しめます。